キジトラのブログ

仮想通貨取引botなどについて書いていきたいと思います

【ポエム】botterはどのように人々の役に立っているか

こんにちは、キジトラです。

qiita.com

仮想通貨botter Advent Calendar 2021の裏面枠がガラ空きだったので、今日は「botterはどのように人々の役に立っているか」というテーマでポエムを書きたいと思います。

人間は、自分の仕事にやりがいを求める生き物です。どうせやるなら、誰の役にも立たない仕事より、誰かの役に立つ仕事をしたいものです。

私は今でこそ専業botterをやっていますが、以前は製造業の会社でエンジニア(ITエンジニアではない)としてサラリーマンをやっていました。 サラリーマン時代はコンシューマ向けの製品開発に携わっていましたが、自分が関わった製品がかっちょいいプロモーション動画とともに全世界に向けて発表され、レビュー記事や口コミで、「あの製品はゲームチェンジャーだ!」「メーカーはよくやった!」などと褒められると、ちょろっと技術検討に参加しただけの自分でもなんだか嬉しくなって、仕事をやってきてよかったなぁと感じたものでした。

一方、botterはどうでしょうか。botは基本的に一人で開発し、勝っても負けても喜怒哀楽を共有する相手もいない。お客様の顔(喜んでいるか怒っているかはさておき)も見えない。誰からもフィードバックもない。やりがいを感じなければ、モチベーションの維持も難しくなります。

そこで本記事では、botterはどのように人々の役に立っているかについて、私の思うところを書きたいと思います。 他にもこんな風に役に立ってるよ!という意見があったらぜひ教えてください。

なお、botにはいくつかの種類があります。 偉大な先人たちがカテゴリー分けしてくれていますので、これに沿って考えていきましょう。

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bot共通 "税"

当たり前ですが、botは利益を出すことを目的として作られます。利益が出ると、当然税金を国に払うことになります。日本では仮想通貨の利益は雑所得に分類され、利益が大きいほど税率が大きくなります。また、損失が出ても給与所得などとは相殺されず、給与の税金はそのまま支払うことになります。つまり、取引がなければどこにも税金は発生しなかったはずなのに、botが利益を出すことによって、(裏で同じ額損失を出している人がいるにもかかわらず、)市場参加者が支払うトータルの税金は増加することになります。利益が大きくなると半分以上税金として支払うことになるので、これはもはや市場参加者からの仮想通貨税の徴収をbotでお手伝いし、一部をお小遣いとしてもらっているようなものです。最近のニュースを見てもわかる通り、税は国にとって非常に重要であり、botで利益を出し納税することは間違いなく社会貢献と言えるでしょう。

なお、国内ではなく海外で利益を出して日本に納税する場合は、日本のお金が増えることになり、さらに社会貢献度が高くなります。 tetoさん(@teto_btc)は、高校生にして、海外メインで2億円稼いで日本に1億円納税するという偉業を成し遂げられています。

以下、botのカテゴリーごとに、税以外にどのように役に立っているかを書いていきたいと思います。

①高頻度

ここでは常に板を出すマーケットマイクとして書きたいと思います。 通常、取引には必ず相手が必要であり、自分一人だけで取引をすることはできません。 マーケットメイカーが常に板を出してくれているおかげで、取引したい人はわざわざ取引相手を都度探さずとも、好きなタイミングでマーケットメイカーの板をtakeすることで取引を行うことができます。 つまり、マーケットメイクbotterは取引機会を市場参加者に提供することで社会貢献を行っていると考えることができるます。 ぜひ急変動時も板を引っ込めず、というかむしろ急変動時こそ流動性が求められるので、しっかり社会貢献を続けてもらえればと思います。

②スイング、⑧モメンタム

よく分からん。 海外取引所でいっぱい儲けていっぱい日本に納税してください。

③裁定

仮想通貨では取引所が複数あり、同じ通貨ペアでも取引所ごとに価格が異なります。 裁定botterは、価格が安い取引所で買い、高い取引所で売る、という取引をすることになります。 これにより、取引所間の価格の乖離は是正される方向に力が働き、その他の市場参加者はどの取引所でも適正に近い価格で取引を行うことができるようになります。 「価格が不利で取引したくない」という場面が少ないのは裁定botterの社会貢献によるものですので、常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

④ヒゲ取り

誤発注などで大きな成り行き注文をした場合、ヒゲがつくことがあります。 この場合、価格は大きく滑り、成り行き注文した人は大きく損をすることになります。 ヒゲ取りbotterは、めったに約定しないのに、わざわざ取引所に資金を入れて、板を出してくれています。 ヒゲ取りbotterがいなかったら10%滑っていた注文が、ヒゲ取りbotterのおかげで5%で止まってくれたのかもしれません。 誤発注した際はヒゲ取りbotterに感謝を忘れないようにしましょう。

金利

取引チャンスの場面では、お金を借りてでも取引したい場面もあると思います。 貸そうとする人が多いほど借りる側に有利になりますので、お金を借りる際は貸してくれる人に感謝しましょう。

⑥ミラトレ

よく分からん。

⑦イナゴ

よく分からん。サーバー重くなるのでやめてもらっていいですか?

⑨SFD

SFDについてはあまり詳しくないですが…
SFDは、bitFlyerにおけるFX価格が現物価格から大きく乖離しすぎないように導入されている手数料体系で、これがあることにより、FXは現物っぽい価格で取引されています。 乖離5%以上で乖離を広げる方向に取引しようとするとペナルティを課されるため、非難されることが多い制度ですが、手数料として海外取引所と比べても顕著に高いわけでもないので(SFDは乖離5%で往復0.25%、bybitはtaker 片道0.075%、前の記事で出てきたBittrexは片道0.25%、GateHubは片道0.2~0.3%)、そんなに文句言わなくても、と個人的には思います。 SFD botterも担がれるリスクを取りながら乖離を是正して社会貢献してるので、優しくしてあげてください。

おわりに

以上、botterがいかに人々の役に立っているかでした。
botの社会貢献度を再確認して、モチベーション高く開発していきましょう!
「こんな社会貢献じゃ満足できん、俺はもっとBIGなことをやりたいんだ!」という方はbotはやめておきましょう。