専業botter(≒ニート)になった場合どこまで食いつなげるか
1年半ぶりくらいにブログを更新します。
ここ数日twitterのTLが専業/兼業トレーダーどちらがいいかという議論でにぎわっています。
私は兼業トレーダー(botter)ですが、会社を辞めて自由を手に入れたいという気持ちがある一方、専業botter(≒ニート)になった後儲からなくなったら野垂れ死ぬのかという恐怖もあります。
せっかくの機会なので簡単な資産推移のシミュレーションをしてみます。
専業になって目指すところは、リソースをトレードに集中させてどんどん利益を増やしていくことだと思いますが、ここでは目論見が外れて儲からなくなってしまうという悲観的なケースについて考えていきます。
なお、私が社会の仕組みに疎いため、税金などの計算が間違っている、想定が甘い、など突っ込みどころが多々あるかもしれません。コメントなどでご指摘いただけると助かります。
前提
以下のように、botで利益が出ているときに調子に乗って会社を辞めたけど、その後利益が目減りしていくという、悲観的なケースを想定します。
専業になる年の利益は10万円/day=3650万円/年とする。(専業を決意しそうなラインはこんなもん?)
専業になる瞬間の貯金(botの運用資産を含まない)は1000万円とする。
競争の激化により、botの利益は1年ごとにある係数で減衰するとする。(減衰係数=0.5なら1年ごとに半分になる)
裁量ギャンブルで爆損などのイベントは発生しないと仮定する。(専業なのでプロ意識をもって心の中のリトルR〇sを抑えましょう)
税金などの計算方法
以下のサイトで、会社の収入を0円、botの利益を副業(雑所得)として入力し、推定社会保険料、所得税、住民税を引きます。
副業確定申告シミュレーター | 働くをもっと自由にするならコデアル
本当は法人化などした方が節税になると思いますが、知識がないので簡単のため雑所得想定で計算していきます。
シミュレーション結果
- 減衰係数=0.5, 一人暮らし想定(生活費17万円/月)の場合
5年で収入ほぼなしのただのニート、26年くらいで貯金が尽き、bot運用資産で食いつないでいる状態。
- 減衰係数=0.5, 4人家族想定(生活費34万円/月)の場合
13年くらいで貯金が尽きます。残りの人生bot運用資産を食いつぶしても足りないでしょう… 奥さんに生活費半分出してもらえると上の一人暮らし想定のカーブと同等になるので、頑張っていい人見つけましょう。
どちらも厳しい結果でした。まあ専業でリソース全てをbotにあてながら減衰係数0.5なんかになってたらダメってことですね。 貯金が尽きるまでの猶予は十年以上あるので、なんとか株などで利益を上げられる体制を構築したいものです。
ここからは、もうちょっとbot頑張って、減衰係数を0.7(1年ごとに利益が0.7倍になるという意味)でキープした場合のシミュレーションです。
- 減衰係数=0.7, 一人暮らし想定(生活費17万円/月)の場合
一人暮らしなら贅沢しなければ余裕っぽいですね。
- 減衰係数=0.7, 4人家族想定(生活費34万円/月)の場合
21年ほどで貯金が尽きる計算です。やはり家族をbotだけで養っていくのはかなりリスクがありますね。
まとめ
まともな家庭を築いていきたいなら、botだけで食っていこうなどという幻想は捨てましょう。
もちろんうまくいくパターンもあるとは思いますが、うまくいかなかったときのリスクが高いです。
専業botter(≒ニート)諦めますか?それとも家庭諦めますか?